『ウィザードリィ』に市ヶ谷駐屯地で憲法改正のクーデターを考えて自決した三島由紀夫が輪廻転生。

『豊饒の海』の『天人五衰』の4巻を書き終えて楯の会の森田必勝と一緒に自決した三島が『ウィザードリィ』の世界に復活・・・

自決していた三島がウィザードリィの世界で最強の日本刀のムラマサを孫の助六に持ち替えてグレーターデーモンやマイルフィックを征伐!

昔、悪のパーティで矢野徹あたりの世界を知っていればこんな考えでウィズを遊んでいた憂国派もいたのではないか?


 三島由紀夫の憂国の侍でムラマサ・・・・

 何か中二病的な虚構の話であるが、こういう悪の忍者のパーティで一人一殺の暗殺でクリティカルヒットのように思っていたウヨクなウィザードリィの楽しみもまたあったのだろうか?

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 実際、三島由紀夫の『憂国忌』の延長で自決した三島由紀夫が輪廻転生して『ウィザードリィ』の狂王の試練場で暴君トレボーから奪われたワードナの魔よけを憂国の精神で取り返す!なんて思っていた右の人もいたんだろうな・・・と思う。

 自分も矢野徹が右翼保守派を自称して『ウィザードリィ日記』で遊んでいたことを知ったのだが、三島由紀夫も彼の頭の中にあったのか?とも今にして思ったのだけれど・・・

 現実の世界で社会党の浅沼委員長を暗殺した山口二矢が『ウィザードリィ』の世界で己の行いを反省して忍者でクリティカルヒットで一人一殺で輪廻転生で活躍する話もちょっとあくまでフィクションで思ったのだが、三島が好き・・・なんていう人が『ウィザードリィ』で遊べばこういう考えも出るのか?と思ったりもした。

 三島由紀夫がムラマサを手に入れてグレーターデーモンをどんどん倒してあくのよろいやあくのたてで完全武装!

 しかし、残念なことにいくら防具でアーマークラスを下げてもACバグのために防具は役に立たず・・・

 君がいくら悪の鎧や悪の楯や悪の兜で『文化防衛論』のように右翼の鎧で身を固めて英雄になりたがっても無駄なことだ!と三島由紀夫の前に地下10階でマーフィーズゴーストのように三島のライバルがふと・・・現れては消えた・・・

 君が自衛隊の市ヶ谷駐屯地で憲法改正のクーデターで自決をしてこの世界で生まれ変わっているが、実は君の装備している悪の鎧や悪の楯や悪の兜は君の『楯の会』の民兵構想が幻だったっように無駄なことだ・・・

 三島は突如、マーフィーズゴーストのように現れた敵にムラマサで斬りつけようとして国賊に天誅を!と叫ぶが現れた男は高笑いを上げて消えていった・・・

 ロイド眼鏡をかけた幽霊のような男は長江古義人=大江健三郎その人だった・・とか・・・

 自分も昔、『ウィザードリィ』で遊んだときにファミコンのACバグなんて知らない・・・状態ではあったが、やはり、知ってしまうと何か『豊饒の海』の『天人五衰』の最後がすべて幻・・・みたいになってしまったのが今にして分かる。

 とはいうもののACバグはしょうがいないがウィザードリィの迷宮は『死者の奢り』のような大江健三郎的な暗く、陰気な世界でもあるし、三島由紀夫のような侍が憂国の義挙に出る輪廻転生の場所か?ともちょっと思ったりもするが。

 もちろんこんな右翼的な解釈などしなくても『ウィザードリィ』だって別の楽しみもあるんで思想を強制するわけではないが今、思うと純文学的な楽しみもちょっとあるのではないだろうか?と思ったのだけど。

 矢野徹の影響を考えるとこんな考えも浮かぶがそのうち名前も戻す予定・・・・だったりする。

 あんまりウィズの世界に右とか左とか持ち込むと困った話になるからね。