『ウィザードリィ』の5作目にカルキドリというレッサーデーモンのような悪魔が登場する。
カルキ(呪文)+ドリ(鳥)=でカルキドリ・・・とか、熱帯魚の飼育に使うカルキという中和剤?というユーモアもあったのか?はちょっと知らないが、何とカルキドリはキリスト教の聖典で悪魔になったり、天使になっていて解釈の違いが分かれているという。
キリスト教のエチオピア正教などのオーソドックスのキリスト教では『エノクの書』という終末予言のような外伝ではカルキドリは守護天使でエンジェルというか天使扱いだという。
反面、ローマカトリックとかプロテスタントでは『エノクの書』は異端のキリスト教になるらしく、カルキドリは悪魔になっていて何か面白い。
『エノクの書』は聖書の最後の『ヨハネ黙示録』に近い人類の終末を訴えているらしい、のだが、カルキドリはちなみに『ヨハネ黙示録』には登場しない、という。
一方では天使のようなカルキドリであってフェニックスと一緒に神を祝福するカルキドリなのだが、一方では悪魔である・・・という不思議な敵なのである。
スラブの『エノクの書』ではカルキドリは天使である・・・なんていっていてアフリカのエチオピア正教もカルキドリを讃えているのだから何とといえばいいのか?
ロシア正教にカルキドリも出てくるのか?はよく分からないが、意外なモンスターの意外な名前が面白いのがウィザードリィの魅力なのだろう。
最もウィザードリィは単にゲームであってどうでもいいネタをクリエイターが引っ張ってきてモンスターにしているので余り本気にしない方が懸命だが。
何か不思議なカルキドリであるが、一方では神の使いと崇拝されて、一方では異端の書に登場する悪魔と嫌悪される存在らしい。
一方ではカルキドリは善と思い、もう一方では悪と思われる変わった魔人のようである。
思い切って悪のパーティの戦士とか魔法使いの名前に使ってみると面白いかも知れないとは思うのだが、どうでしょうね?
反面、ローマカトリックとかプロテスタントでは『エノクの書』は異端のキリスト教になるらしく、カルキドリは悪魔になっていて何か面白い。
『エノクの書』は聖書の最後の『ヨハネ黙示録』に近い人類の終末を訴えているらしい、のだが、カルキドリはちなみに『ヨハネ黙示録』には登場しない、という。
一方では天使のようなカルキドリであってフェニックスと一緒に神を祝福するカルキドリなのだが、一方では悪魔である・・・という不思議な敵なのである。
『スラブの[[エノク]]書』に現れる第四天の[[天使]]。カルキドリを悪魔に数える[[グノーシス]]教義もある。[[フェニックス]]と関係があり、[[ケルビム]]と[[セラフィム]]の間に位置する。
12枚の翼を具えた紫色の巨大な[[ドラゴン]]で、ワニの頭と獅子の足を備えているともいう。
後には[[デーモン]]とされ、WizardryシリーズにもKalkydriとして登場している。
カルキドリ Chalkydri
スラブの『エノクの書』ではカルキドリは天使である・・・なんていっていてアフリカのエチオピア正教もカルキドリを讃えているのだから何とといえばいいのか?
ロシア正教にカルキドリも出てくるのか?はよく分からないが、意外なモンスターの意外な名前が面白いのがウィザードリィの魅力なのだろう。
『エノクの書』という終末予言の書は『エノキアン・マジック』とか『ネクロノミコン』のようなキリスト教の異端の書といわれてはいるらしいが、カルキドリも世界の終わりとか終末になると『エノクの書』では人類を祝福するという。
エノク書という題名の中にあるエノクは、『創世記』の中で大洪水を生き延びたとされている有名なノアの曾祖父に当たる人物である。エノクは聖人として誉れ高い人物で、『創世記』の中にも「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。」と記されている。
このように神に愛された人物であるエノクがエチオピア語エノク書の主人公である。エノクがあるとき幻を見ると、そこに天使が出現し、エノクを連れて天国 と地獄を見て回る。
さらに、エノクは天使たちから天文学や暦法について、遠い将来の出来事であるメシアの来臨や最後の審判について詳しく教えられる。その 後、再び人間界に戻ったエノクは、これらの事柄を訓戒として子孫たちに残す。こうしたことが、エチオピア語エノク書の主要なテーマになっている。
エチオピア語エノク書に描かれた終末
最もウィザードリィは単にゲームであってどうでもいいネタをクリエイターが引っ張ってきてモンスターにしているので余り本気にしない方が懸命だが。
何か不思議なカルキドリであるが、一方では神の使いと崇拝されて、一方では異端の書に登場する悪魔と嫌悪される存在らしい。
一方ではカルキドリは善と思い、もう一方では悪と思われる変わった魔人のようである。
思い切って悪のパーティの戦士とか魔法使いの名前に使ってみると面白いかも知れないとは思うのだが、どうでしょうね?