アエリアが現時点でウィザードリィの版権を所有する会社になっていて、サーテック社の倒産後のウィザードリィの権利は一括してアエリアが所有している状況になっている。

 ウィザードリィの#1-#5のシナリオや権利はアエリアが所有していない部分でアンドリュー・グリーンバークとアメリカで権利をめぐって裁判になっているウィザードリィファンが愛してやまない古典の部分に該当する。

 マディとかマカニトとかワードナとか狂王トレボーの古いウィザードリィの部分はアエリアも権利を有していないので問題解決が終わるまで残念ながらリメイクは不可能な部分になっているのだが。

sirtech


 (株)アエリアは27日、連結子会社の(株)アエリアIPMが同日付けで、カナダのSir-Tech Cananda社およびOntario社の2社と、RPG“ウィザードリィ(Wizardry)”の著作権などに関する譲渡契約を締結したと発表した。


 アエリアIPMが譲り受けるのは、“Wizardry6”“Wizardry7”“Wizardry8”“Wizardry Gold”の著作権等の一切の権利、および“ウィザードリィ(Wizardry)”の全世界における商標権。今後、“ウィザードリィ (Wizardry)”の名を冠したあらゆる商品の国内外における制作権を包括的に譲り受けることになるという。


 アエリア、“ウィザードリィ”の全世界での商標権を取得

 もし、アエリアとアンドリュー・グリーンバークがウィザードリィの#1-#5の部分で権利問題が解決できれば今までのように呪文とか狂王トレボーとかワードナの設定も解決に向かってACバグも修正して任天堂Wiiのバーチャルコンソールで『ウィザードリィ』を配信できるようになるのだが。

 現時点でのゲーム開発者は『ウィザードリィ』の古い時代の#1-#5に関する呪文の名称や一部のキャラクターや設定を使うことができなくなっている。

 株式会社アエリア、著作権・商標権取得について質問

 その辺の影響で『戦闘の監獄』や『5つの試練』を販売しているIRI-CTもアエリアともめないのか?と思ったら、呪文名やカント寺院とかワードナやトレボーなどの名称は使えない状態で開発すればもめないらしい。

 もちろん末弥純のモンスターデザインは従来通り使えるのだが、マーフィズゴーストとかの名前が版権問題でNGにはなっているようではあるが、大筋では大丈夫ではあるらしい。

 昔のウィザードリィ#1-#5が好きだという人はアエリアとアンドリュー・グリーンバークが版権問題が解決するまで気長に旧作の中古ソフトで遊ぶしかない状況になっているのでリメイクは期待しない方がいいかな?

 ウィザードリィ#1-#5の凍結状態はしばらく続きそうでもある。

 でも!昔のFC版でもACバグがあっても遊べるのがウィザードリィ。PS版のリルガミンサーガでもコア・ファンがいるのがありがたい、といえば、ありがたい。