カシモドといえば『ノートルダムの鐘』

 昔は『ノートルダムのせむし男』という名前だったが、放送禁止用語扱いの映画があったりした。

 フランスの小説家のヴィクトル・ユゴーの小説に登場した怪物であるが元々は人間であったカシモド。

せむし男

 ドフトエフスキーの『罪と罰』のラスコーリコフのように斧を持って冒険者に襲い掛かる戦士系の怪物だが、幸いなことにクリティカルヒットはない。

 とはいうものの盗賊のように手癖が悪く、冒険者からアイテムを時々、奪う。

 日本の江戸時代の死刑執行人の弾佐衛門のようにカシモドもフランスで死刑執行人の末裔だったのだろうか?

 『ウィザードリィ5』にはどうもこの手の古典的なモンスターが地下4階に集中的に出没して古典的なモンスター・ワールドを形成している面白さもあるので魅力は多い。

 『ノートルダムのせむし男』といえばジプシーというかロマニーの怪物のジプシーが地下2階に登場もするが、カシモドとエスメラルダのジプシーコンビで冒険者を襲えばまた印象深かったと思ってしまうが。

美女 野獣

 同じ地下4階にカシモドとエスメラルダのように『美女と野獣』の怪物コンビのビューティとビーストが出てきてなかなか手ごわい。

 ビューティはモンティノで呪文を封じたり、ハガニドでパーティの呪文の使用回数を削り、ビーストは石化攻撃で前衛の戦士を石にしてマディがないと復帰が難しい。

 美しく、重苦しい羽田健太郎のクラシック音楽と金銀のゴージャスな壁が美しいスーパーファミコンの『ウィザードリィ5』の地下4階なのだがモンスターは古典的で印象に残る。

 昔、カシモドといえば梶原一騎原作・漫画ちばてつやの『あしたのジョー』にも白木葉子の演劇でも登場していて何か深いものを感じてしまうのだけれどもね。

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 悪の戦士の名前にカシモドというのは使えそうだな・・・とちょっと思うが、どうだろうか?